「秋には基本情報技術者試験を受けたい」と思っても、勉強の進み具合だけで受験日を決めると、会議や繁忙期と重なったときに動かしにくい。2026年9月1日以降の申込みでは、基本情報技術者試験(FE)と情報セキュリティマネジメント試験(SG)のCBT試験日を、申込日から2026年12月27日までの範囲で選べるようになる。
ここで大事なのは「年内ならいつでも同じように動かせる」わけではないことだ。予約できる期間と、予約を変更できる期限は別にある。秋の予定を決めるなら、先に空席だけを見るより、動かせない仕事の日から逆算した方が失敗が少ない。
この記事の要点
9月1日以降のFE・SG申込みでは、年内の12月27日までの開催日を選べる。予約後の試験日・会場・開始時間の変更は原則として試験日の3日前までなので、空席と仕事予定を一緒に置いて決めたい。
📊 制度・手続き・変更点の比較要約表
| 対象区分 | 主な変更点・新ルール | 利用者・影響を受けるポイント |
|---|---|---|
| 従来型ルール | 既存の手続き・仕様 | 移行期までの経過措置が適用。 |
| 新運用ルール | オンライン・最適化対応 | 事前手続の簡易化と締め切り厳守が必須。 |
9月1日から、年内の試験日を選べる

FEとSGはCBT方式で実施される。9月1日以降に受験申込みをする場合、選択できるのは申込日から2026年12月27日までの試験開催日だ。8月31日までの申込みでは、選択範囲が「申込日から3か月先の月末まで」だったため、秋に年末近くの受験日まで仮置きしたい人には見え方が変わる。
受験日を広く選べても、会場の空席は別
12月27日までというのは、制度上の選択可能な期間を示すものだ。希望する都道府県、会場、開始時刻に空席があることを意味しない。空席は会場ごとに変わり、申込み画面で見る情報になる。まず「いつ受けるか」を決め打ちするのでなく、候補日を二つか三つ持って会場を探すと、移動時間や勤務日の負担を比べやすい。
年末まで受けられることと、年末に申し込めることは同じではない
IPAの案内では、9月1日以降の新規申込みで選べる試験開催日は12月27日までとなっている。年末の予定を使うなら、受験日を遅く置くほど準備の余白が増える一方、体調不良や急な業務に備える変更の余白は小さくなる。学習量だけでなく、仕事が動きやすい週かどうかも見ておきたい。
予約画面で混同しやすい、二つの期限

予約時に見るべきなのは、受験できる最終日だけではない。選べる範囲と、予約後に変えられる期限を別々に扱うと、予定を修正するときに迷いにくい。
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| 見るもの | FE・SGでの扱い | 予定を立てるときの意味 |
|---|---|---|
| 新規申込みで選べる試験日 | 2026年9月1日以降の申込みは、申込日から12月27日まで | 年内の候補日を広く置ける |
| 会場・日時の空席 | 会場ごとに異なる | 希望日があっても、その会場で予約できるとは限らない |
| 予約後の変更 | 原則、受験日の3日前まで | 出張や会議が入りそうな週は早めに避ける |
| 変更できない期間 | 受験日2日前から当日 | 「とりあえず直前に動かす」はできない |
注意点
受験日の3日前までという変更期限は、空席があればいつでも同じ場所へ移せるという意味ではない。変更先にも開催日と空席が必要なので、動かせない予定が見えている週は最初から候補から外す方が安全だ。
「勉強が終わったら予約」だけでは遅れやすい
CBTでは、勉強の仕上がりを見てから受験日を選ぶこともできる。しかし、仕事と両立する人ほど、締切直前の一週間に会議、出張、家族の予定が集まりやすい。受験予定日を先に一つ置き、学習が遅れた場合にどの日へ動かすかまで決めておくと、直前の判断が軽くなる。
秋の受験日を置くなら、仕事の予定から逆算する

受験日を決める順番は、人によって違う。毎週の予定が比較的固定なら、会場への移動が楽な曜日から選べる。月末やリリース前のように仕事の山があるなら、そこから離した週を先に候補にする。試験の難易度を軽く見るためではなく、当日の集中を予定に織り込むためだ。
平日に受ける人は「翌日の余白」も見る
午後に受験して翌朝から重要な会議がある場合、試験そのものの時間だけでなく、移動や復習、気持ちの切替に使える時間が少なくなる。会社を休めない人は、前日夜に詰め込むより、翌日に重い予定がない日を選ぶ方が実務では続きやすい。
土日を選ぶ人は、会場までの移動を試算する
休日なら勉強時間を取りやすい反面、会場の選択肢は平日と同じとは限らない。受験会場までの往復時間、昼食、天候の影響を含めて、開始時刻の30分前ではなく余裕を持って着けるかを見ておく。予約画面の空席は、生活動線に合うかまで代わりに判断してくれない。
申込み前に、手元へそろえたい情報
今日予約するなら、教材を増やす前に次の四つをメモするとよい。候補を一つに絞りすぎず、二つ以上並べるのがコツだ。
- 希望する試験区分(FEまたはSG)
- 行ける会場と移動時間
- 動かせない仕事・家庭の予定
- 受験日の3日前までに判断できる予備日
この順で見れば、空席を見つけた瞬間に焦って押さえるより、自分にとって変更しにくい日を避けやすい。予約後は、受験日の3日前をカレンダーにもう一度入れておくと、予定が変わった際にも対応しやすい。
年内の受験日を選べるようになった今、最初にすることは「一番早い日」を探すことではない。会場の空席と、動かせない予定、変更期限を一度に並べて、集中できる一日を確保することだ。
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出典・参考リンク
- IPA:CBT方式で実施するITパスポート試験、情報セキュリティマネジメント試験及び基本情報技術者試験における2026年5月以降の試験実施について
- IPA:受験申込み
- ITパスポート試験 FAQ:受験申込内容(試験会場、試験日時)の変更
💡 手続き・利用前に必ず確認すべき3つの行動指針
- 公式発表されている最新の実施スケジュールと締め切り時刻を確認する
- 本人確認書類や事前アカウント連携などの準備物を手元に揃える
- 混雑が予想される最終日を避け、余裕をもった早期手続きを心掛ける
